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下田とよみさん/Three Beauty・ジャパンアイリストカレッジ

エステ関連の会社と不動産会社の両立において数年後にスタッフ教育で苦心する。スタッフに求める営業力の大切さを指導する難しさに悩む。そんなジレンマに陥った先の決断は事業の立て直し。情報収集で東京に向かう車中でアイラッシュに着目する。そして運命的な出会いで新事業をスタートさせる。

ライター 前田正明 | カメラ 神谷 渚 | 配信日 2014.12.4

大切なのはお客様が何を求めているのかを察知する能力

エステサロンや不動産会社をスタートして数年後はスタッフ教育で悩みました。 どちらも営業力が問われる仕事ですが、この営業に関して言えば一定のマニュアルは用意できてもそこから先は個人のセンスによるところが大きいと感じます。 営業では、お客様の表情や言動から、何を求めているのかを察知する能力が必要です。 それによってご提案する内容が変わるのですが、その部分を教育する難しさを実感し、スタッフ教育に躓けば当然会社全体が傾き、経営もうまくいかなくなっていきます。 そこで、もう一度会社を立て直すため、27歳の時に東京へ情報収集に行きました。 実はその時、結婚をするか仕事を取るかで悩んだ時期でしたが、結婚して相手に合わせる人生ではなく、自分の足で人生を歩こうと決断し、やりたい事をやろうと思いました。 東京に向かう新幹線の中では、やはり美容に携わる仕事をしたいと自分の中で再確認し、ノートに女性の絵を描きながら関連する美容の項目を1つずつチェックしました。例えば、痩身・脱毛・お化粧・ヘアスタイルなど、きれいになりたいと思う事柄を書き込みました。 そこで、私自身がまつ毛コンプレックスだったこともあり、目元の重要性を再認識したことが全てのはじまりでした。

アイラッシュのコンサルタントと運命的な出会い

当時はまだアイラッシュを導入しているサロンが少なく、心斎橋でも目立ったサロンは数十店舗くらいしかなかったように思います。 実際にいくつかのサロンで予約をして施術してもらいましたが、施術中に涙が出て止まらなかったり、施術後にまぶたが開かなかったりとほとんどのサロンで理想の自分になれなかった苦い思いをしました。それらの経験を振り返ってみて、まだアイラッシュ事業に参入する余地が十分にあると考えました。 東京で向かった先は、以前から親しくして頂いていた上場企業の社長様の誕生日パーティーでした。そこで知人の紹介で、偶然にも日本にアイラッシュを導入してコンサルティングをしている方と出会い、教育/商材流通等を学ばせて頂き本格的にアイラッシュ事業を始めようと決心しました。 そして大阪に戻って3ヶ月後にThree Beautyを設立してその数年後に結婚しました。 実は今の主人がそのコンサルタントです。 彼は以前にも韓国からカラーコンタクトを導入した経緯があり、日本の女性が目元のおしゃれに関心を持つことにいち早く着目していました。 何より私自身もカラーコンタクトやアイラッシュは短時間で女性を大きく変身させることが出来るので必ず喜んで頂ける職業だとも思いました。

自分の経験をマニュアル化してサロンとスクールを開校

新しい事業はまずアイラッシュサロンのオープンから始めました。 私の次の目標は、誰がやっても数字の上がるビジネスで、優秀な人だけでなくマニュアル通りにすれば誰でもできて、さらにお客様が途切れないシステムを確立することでした。 最初は大阪のマンションの一室を借りて、私一人で1日に7〜9人くらいのお客様を接客していました。集客はすべて口コミで友だちの紹介を頼っていましたね。 会社設立と同時に紹介でアイラッシュの技術を学び、その内容に納得がいかずもっと効率的で理論化できないかと思い、自分の経験をマニュアル化してサロンとほぼ同時期にスクールも開校しました。 さらに、当時まだアイラッシュ商材の流通事情はとても悪く、商材が届かないなどのトラブルがあり何度も困らされました。それでは業界の活性には繋がらないと思い、自身のためにもその後に商材の企画販売も行いました。 スタートして1年半は自転車操業で苦労しましたが、中学時代に陸上部の長距離選手として厳しい練習をしていたので、忍耐力は人一倍あり、事業が軌道に乗るまで、ひたすら努力し続けました。大好きなことだからこそ熱中できるということもこの時に学んだことかもしれません。

ハサミを持たない美容師。株式会社ThreeBeauty代表取締役。ジャパンアイリストカレッジ学院長。京都府出身。大阪ベルェベル美容専門学校卒業。 カウンセラー兼エステティシャンとしてエステサロンに勤務後、若干23歳でエステ関連の営業会社を設立し、26歳で不動産会社の代表に就任。 その後2008年に素の美、飾の美、心の美をコンセプトとして「株式会社ThreeBeauty」を設立し、アイビューティー専門スクール「ジャパンアイリストカレッジ(JEC)」を全国45ヶ所とグループ企業としてIEC台湾・フィリピン(セブ島)2015年度には、香港・上海に開校。 スクールでは、アイラッシュ科・アイブロウ科・アイメイク科の3つの教育コンテンツを設け全国でアイコーディネーターの育成に努める。 同時に、まつげエクステの商材ブランド「7LASH」など、様々なアイビューティープロダクツも取り扱っており、直近ではLA(ビバリーヒルズ)発のアイブロウブランド「bdb -billion dollar brows-」の日本総代理店となりアイ商材の教育指導も行う。 現在、NPO法人日本ビューティーコーディネーター協会の理事、ハリウッドビューティー専門学校の非常勤講師としても活躍中。

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