TBMG - この人から学ぶ成功の秘訣！ by タカラベルモント

		下田とよみさん／Three Beauty・ジャパンアイリストカレッジ

自分の思うおしゃれができないという理由から2日で美容師を辞めた

高校の頃からファッション・ヘアメイクには興味があり、人の髪をセットしたり、カットしたりする事が好きで、こんな仕事ができたらいいなーと思い、美容学校に入学しました。 私は細かい作業が得意で、専門学校時代は技術の成績もいい方でした。卒業後は就職するサロンも内定していましたが、実は入社式直前の2日間の研修で挫折して辞めてしまいました。 その研修はシャンプーのレッスンだったのですが、先輩から「ヒールを履いて来るのはダメ」と言われて、自分の思うおしゃれができないなら嫌だ･･･と思い。残念ながら辞めてしまいました。ただそんな理由で(笑)。 一般的にはあり得ない話ですよね。専門学校時代はコンテストで入賞することが出来たことや、卒業時には大賞ともいえる美容学校賞をいただくなど、技術は大好きで得意な方でした。 しかし、若いながらも理想と現実のギャップに、一気に夢から覚めてしまったような感じでした。若気の至りというのでしょうか。ただ、美容に関する事や作り出すことは好きだったので、美容関係のお仕事だけは続けたいと考えていました。 その後色々考えた結果、エステサロンに入社し、カウンセラー兼エステティシャンとして2年半くらい勤めました。

エステティシャンに転身して毎月1,000万円以上の売り上げ

当時はまだエステティックが普及し始めた頃で、マニュアルや技術の本などもあまり出回っていなかったので、技術は先輩のテクニックを見て学ぶ時代でした。 ただ、実家が鍼灸院を営んでいたおかげか、フェイシャルや機械脱毛をしていくうちに繊細な手先の作業が自分に向いていると気付きました。 いろんなお悩みの相談を受けながら、個室でお客様とのマンツーマンの施術がとても楽しかった思い出があります。 さらに、私は外見だけでなく内面からの美にも興味があったので楽しく続けることができたのだと思います。 その後、個人で毎月約1,000万円以上の売り上げを幸いなことに上げることが出来ていましたが、更に成長したいという想いが出てきた為、別のエステサロンに転職しました。 次のエステサロンでは教育係も担当して約20名のスタッフ指導もしていました。 ところが、ある日その会社の社長が出勤しなくなり、スタッフが路頭に迷ってしまう事件があったのです。 そこで悩んだ末に、仲のいいスタッフと3人で300万円の資金を集めてエステ関連の会社を設立することにしました。

23歳でエステ関連の会社を設立し、コンサルティングや後に不動産会社の代表も兼任

最初は大阪の梅田にエステ関連の会社を設立し、心斎橋に支社をOPENしました。 なんとか順調にいき、当時は様々な会社様の営業コンサルティング等を任せて頂くこともありました。その時のご縁もあり2年後の26歳には不動産会社も始めました。これは、ある不動産会社の代表を任されてのスタートです。 その頃の私は衣食住に関わるビジネスをすることが夢だったので喜んでお受けしました。今思うと若さと勢いでできた事ですね。私はエステティシャンを経験したことで、お客様に合ったいい商品をご提供する力が備わったように思います。 私たちの会社では、ホームケアを中心に組み立てをし、サロンには定期的にチェックに来ていただくシステムにしていました。 その結果、客単価が30〜40万円になりました。 多分、美容師様の場合、お客様に店販商品をお勧めするのが苦手な方が多いと思いますが、それは営業システムの違いが大きな原因かもしれませんね。 私はお客様と会話をするのが好きなので、持ち前のトークで社会人になった頃から自然と営業力が養われたように思います。