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HOME > TBMG > TBCA優秀賞デザイナー×「商店建築」塩田編集長 座談会/「ルーミング」で選ばれるサロンへ

 


case 1. room.

完全個室だからこそ可能な動線で「特別な体験」を演出


小林 room.さんは元々普通の一般的なサロンでしたが、ヘッドスパを中心に打ち出したいということで完全個室化しましまた。個室というハードを機能させるには客単価を上げることは必須です。そこで完全個室だからこそできる“特別な体験”をいかに盛り込むかを考え、個室に至るまでの動線にこだわることにしました。


塩田編集長 具体的にはどのようなことでしょうか。

小林 入口と出口を別々にし、回廊式にして隠し扉や鏡を使った不思議な演出を取り入れました。体験自体が特別なので気分が上がります。また、スタッフがタイミングを計れば他のお客様に会うこともなく、美容室での体験が全てできます。

塩田編集長 “特別な体験”という意味が具体的にわかりました。でも、サロンの前を通りがかって見た人は、これがサロンとはわからないのではないですか?

小林 ですので最初は客足が悪かったんです。みんな覗き込んでいて、気にはなっているけど入ってこないという期間が1カ月くらい続き、ウェブ集客で一気に増えた感じです。2店舗目3店舗目を個室化し、本店も個室化しようという話が今進んでいます。


case 2. funnufunnu

施術による移動。この当たり前の行動を“特別な体験”に


小林 funnufunnuさんは新規開業のお店です。お客様に特別な体験をして欲しいという希望を持たれていて、では個室化するのがよさそうだと。でも、完全に個室化すると、例えばスタイリストが一人のお客様を全て担当するなど、オペレーションを変えないといけないという話をすると、個室化したいけれどアシスタントは付けたいし、まつエクやエステなどのトータルビューティの施術もやりたいとのことでした。そこで、複数の箱が1つの空間に乱立している感じにしました。


塩田編集長 お客様もスタッフも箱をどんどん移動しながら施術する感じですね。活動の種類の数だけ箱が並んでいるという。

小林 はい、箱ごとにそこの専任のスタッフがいて、箱を移動する体験が面白いという風にしたいなと思って。舞台セットの中を移動するみたいなイメージで、それぞれの箱の中は舞台。例えばセット面という舞台からシャンプー台という舞台を移動する時に、舞台裏を通っていく。施術ごとに場所を移動するというのは美容室の中では当たり前ですが、その当たり前を“特別な体験”にすることで、お客様に他にはないfunnufunnuさんならではの価値を感じていただくことができると思っています。


case 3. cut&refresh Raum

植物をパーティションにして空間を生かす


小林 この店は僕のチームの宍倉の担当したサロンで、僕はサポートとしてかかわっただけなのですが、植物でうまく空間を切り分け、ソーシャルディスタンスを実現しています。

塩田編集長 植物って最強のパーティションですよね。視線は遮るけど空気と音は入ってきますから。


小林 確かに。植物は空間を3次元的にデザインできるんです。もともと、個室化というオーダーが明確にあったわけではなかったのですが、テナント自体のいびつな形を逆手に取り、受付を真ん中に持ってきたり、作業空間を点在させ、また向きをバラバラに配置して距離感を保ち、そこに植物を落とし込むことで空間を分けつつリラックスした空間づくりができていると思います

塩田編集長 安心感もありますしね。仕切り方の参考になります。

湯口 パーティションは仕切るだけの板になりがちなのですが、植物をパーティションとして活用すると、その板がキャラクター性を持つんです。

小林 記憶に残りやすいですよね。個室の店、パーティションの店ではなく、“植物がたくさんある店”と覚えてもらえます。room.さんなら“隠し扉の店”という風に。

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