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山下益夫さん/LOVE&PEACE代表

帰国後、両親のそばにいようと高知で出店。郷里での再スタートに長い年月を経ていたが、地域性に関する客層のギャップは横浜時代の経験が大いに生きた。そして、ハウスモデルを擁する独特な戦術で、サロンのネームバリューと集客を高める。

ライター 前田正明 | カメラ 好川桃子 | 配信日 2007.8.2

ホンダ時代の経験が生きた帰国後の高知での出店

海外での旅を終えて、半年後に郷里の高知に戻ってきました。最初にオープンしたのは7坪のサロンで、約4年間営業しました。高知を離れて10年以上も経っていたので、友人や知人のコネクションもなかったんですが、オープン当初は不思議と不安はありませんでした。スタッフも徐々に集まってきましたし、集客もなんとかなりましたから。最初に高知での客層にギャップを感じなかったのも、横浜時代の経験が大いに役立っています。ホンダでは老若男女、さまざまなお客様を接客していましたから。しかも、海外でいろんな国や環境の違い、そしてさまざまな考えの人に出会ったので、高知に戻ってからストレスは感じなかったです。海外から帰国した人は、そんなギャップに悩まされたと聞きましたが、私はまったくなかったですね。その後、サロンの経営も軌道に乗ってきて、拡張しようと移転したのが現在のサロンです。

可愛いハウスモデルを確保してPR戦略を展開

現在の客層は20代が中心ですが、幅広い方々に来店されています。やはり、最大のウリは『ヘアデザイン』です。これが美容での基本であり核ですから、それをベースにしていろんなサービスを展開しています。当然、スタッフ教育やメニュー展開、あるいはサロンのコンセプトなどすべてを含めてです。まず、美しくすることが大切で、そこにプラスアルファがあればベストだと考えています。一番最初に考えていたことは、まず可愛い人を探して自分のモデルにすること。そして、その人たちにすごく似合うデザインをすることでした。当然、彼女たちが街に出ると、どこのサロンでやってもらったかを聞いて、別のお客様が来られる訳ですから…。そんな相乗効果を狙っていました。スタッフにも、165cm以上のカッコいい人をモデルにしようと言ってます。そして、DMやPR用の写真撮影をして宣伝活動に利用しています。

自由な環境でやりたいことを優先させたスタッフ教育

スタッフ教育に関しては、まず彼らのやりたいように自由な環境を作りました。それは、私自身がホンダで学んだやり方でもあった訳です。最初にやりたいことから始めると、徐々にやりたくないことでもやらざるを得ない状況になってくるんですね。それが、上達につながると思うんです。これは時間のかかることですが、教育システムを固めないようにしています。それが固まってきたら壊して、彼らに考えさせながら新しい方法で学ばせています。決して強制せず、みんな楽しみながらやっていますよ。今後は、今までの経験を踏まえながら、もう一度おさらいしてサロンのグレードを上げたいと考えています。周りの方々からはいい評価をいただいているんですが、私自身は少しダラダラしてきたかなと反省しています。もっと、セット面を増やして内装も変えて、新しい店舗展開をしたいと考えています。当初、10年計画を立てていたので、ちょうど9年目の今年は来年以降に向けて新しいスタートを切りたいですね。

高知県出身。東京マックス美容専門学校卒業。本田誠一氏に11年間師事し、1998年にLOVE&PEACEをオープン。フォトコンテスト・CUTコンテストは全国トップクラス。現在もサロンワークのみならず、高知を拠点に日本国内はもとよりロンドン・中国・南アフリカ・アメリカ・シンガポール・インドネシア・韓国など、世界各国でヘアショー・撮影・セミナー等でも活躍。各国から高い評価を得る。デザインにこだわりを持ちながらインターナショナルに日々進化し続ける毎日を送る。

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