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山下益夫さん/LOVE&PEACE代表

高校時代に通信教育で理容の免許を取得。卒業後は郷里の高知を離れ、本田誠一氏のサロンに入社。働きながら美容の免許を取得し、多忙な日々を過ごす。そこで学んだことは、人間としてどうあるべきかということ。そして、当たり前のことを普通にすることの難しさだった。

ライター 前田正明 | カメラ 好川桃子 | 配信日 2007.8.2

高知を離れて日本チャンピオンのサロンへ

美容師になったきっかけは、父が理容室を経営していたからです。小学生の頃から、将来はこの業界に入ることを意識していました。高校時代に通信課程で理容師の免許を取得して、父のすすめで横浜の本田誠一先生のサロンへ。しかし、いろいろ考えて他のサロンに行こうと思い、いったんはお断りしたんです。ところが、高知で本田先生とお会いする機会があり、お話をしてる間に本田先生の人間性にあこがれ、お世話になろうと決心しました。先生はレディスの日本チャンピオンで、カットも上手いし勉強になるだろうと思い、最低でも2〜3年は頑張ろうと考えていました。実は当時、他のスタッフが持っていなかった美容師免許も、無理を言って取らせていただきました。当時から女性客が6〜7割くらい来店されていましたから、今となっては両方を取得してよかったと思っています。最終的に本田先生のところでは、約11年間お世話になりましたね。

帰宅は深夜でも翌朝の8時には来店客の行列が

ホンダプレミアヘアでは最終的に店長まで任されたんですが、実は最初にギャップを感じて1週間で辞めようと思いました(笑)。それは、自分がイメージしていた華やかさとは違っていたから。当時は朝の8時から、男女問わず大人から子供までお客様がずらりと並んで待っていました。それまでに出勤して準備してと大変で…。仕事が終わってその後にレッスンをして、寮に帰るのが夜中の2〜3時ということも。それで翌朝は8時にお客様が来られるので、考える余裕がないくらい忙しかったことを覚えています。でも、あらゆるお客様に対応できる基礎を作っていただいたので、今となっては感謝しています。しかも、コンテストに出場したり、撮影の仕事を任されたりと常に変化がありましたから。それはサロンワークでも同じことで、今でもホンダは進化されています。だから、11年間も勤まったんでしょうね。今でも、数百人いるOBの中で、海外でのヘアショーを本田先生とご一緒させていただいています。

将来は海外に出ていろんな経験をしたいという願望

実は、ホンダで学んだことは、人とのつながり。ヘアビジネスを通じて、人間としてどうあるべきかということでした。そして、当たり前のことを普通にすることの難しさもです。そんな日々を過ごしながら、海外に出ていろんな経験をしたいという願望もありましたね。まず、候補としてロンドン。自分は、肌で感じて吸収するタイプだったので、2〜3年後にはロンドンに行きたいと考えていました。ところが、海外での仕事はホンダで経験できました。そして、9年目くらいに感じたのは、海外で住む必要性はないなということです。長く住めばどこでも同じで、24時間の中でできることは限られているし、それなら一定の場所にとどまらずにいろんなところに訪れるのもいいかなと思いました。そこでいろんな人との出逢いがあれば、それを大切にしたいと…。実は、ホンダを退職して、しばらく海外に旅に出たんです…。

高知県出身。東京マックス美容専門学校卒業。本田誠一氏に11年間師事し、1998年にLOVE&PEACEをオープン。フォトコンテスト・CUTコンテストは全国トップクラス。現在もサロンワークのみならず、高知を拠点に日本国内はもとよりロンドン・中国・南アフリカ・アメリカ・シンガポール・インドネシア・韓国など、世界各国でヘアショー・撮影・セミナー等でも活躍。各国から高い評価を得る。デザインにこだわりを持ちながらインターナショナルに日々進化し続ける毎日を送る。

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