TBMG - この人から学ぶ成功の秘訣! by タカラベルモント

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経営者というよりプレイヤーとして挑戦したい

今後の目標は何ですか?

独立して10年くらいはトップギアで引っ張ってきて、次の10年はスタッフのペースに合わせてやってきました。50歳を超えた今、ここでもう1回、技術者としてどこまで素晴らしくなれるかに、これからの10年をかけたいと考えています。本田先生から言われた「新潟を盛り上げろ」という命題はある程度形になったと思うので、経営者よりもプレイヤーに、SNIPS由藤秀樹というより由藤秀樹個人に戻っていく感じです。みんなのペースに合わせるのではなく、言いたいことを言い、やりたいことをやろうと。駆け出しの頃、人の3倍、4倍練習していた時と同じように、“1日に3日分のことをやる”くらいの気持ちで充実した生活を送りたいと思っています。

人の心を打つ理美容師が増えれば魅力的な産業に進化に

由藤さんが思い描く、理想の理美容業界のカタチとは?

今は、こういうヘアスタイルを生み出したいというより、どういうヘアスタイルが売れるかという“売上至上主義”の時代。そうではなく、もっとスタイルに力があるものを生み出していくべきだと思っています。デザインをコピーする時代は終わりました。パターン化されたデザインの繰り返しやヘアスタイルの量産はやめ、本当に人の心を打つような、すごく狭い所を射抜けるくらい難しいことができる美容師がもっと増えたら、とても魅力的な産業になるのではないでしょうか。薄利多売で同じようなヘアスタイルをつくることが世の中に蔓延しつつある今、そうではない、本当に力のあるスタイリスト集団をつくっていけたら、SNIPSのブランド価値ももっと上がると思います。その人の良さをグッと前に出せるような力が大切で、そういう意識が高いサロンづくりがもっと必要だと感じています。この人のためにこういう風にやりたいんです、という、いわば執念のようなものを美容師は持つべきです。スタッフにもそれを繰り返し言い続け、練習を怠らないことが本当に大事だと思っています。

寝ても覚めても美容のことを考えてほしい

若い人へのメッセージ

理美容師という仕事は自分の好きなことを貫ける仕事なので、24時間切り続けてもいいと思うくらい、寝ても覚めても美容のことだけを考えてほしいと思います。ミュージシャンやアスリートと同じように、1年中美容のことを考えている、まさにアーティストであるべきです。もっと自分を追い込んで美容にのめり込み、うまくなるためにどんなことをするべきなのか、自分の課題は何なのかを常に考えてほしいですね。最近は、なんとなく生活ができて、このくらいできればいいかなという感じで小さくまとまっていて、現実的すぎる人が多いように思います。もっとクレイジーな面があってもいいと思いますし、好きなことをやって生きていくということは、人生を美容に捧げる覚悟があってのことなんだということ忘れないでほしいと思います。

由藤秀樹(ヨシフジヒデキ)

SNIPS代表。

神奈川県内のサロンを経て1998年、新潟市にSNIPSをオープン。国内・海外でのセミナー活動も多く、アジア各国の理美容業界の教育と発展に尽力、多くの美容師から支持を得ている。

SNIPS

コンセプトの異なる4店舗を展開。2013年には本店を「SNIPS LIFE DESIGN」へとリブランディング。デザイン力でその人の生活や環境、ひいては人生を豊かにすることをテーマとしている。

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