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中井宏昭さん/bianca

27才で自分のサロンをオープン。デザイナー集団を目指し、サロンワークだけでなくクリエイティブな世界でも活躍できる人材育成を目標とする。その後ファッション誌や口コミでの紹介がきっかけでサロンの知名度がアップ。さらに鎌倉への移転がきっかけで新しい展開がスタートした。

ライター 前田正明 | カメラ 更科智子 | 配信日 2010.1.7

雑誌を見て来店した中学生が今ではスタッフに

私は独立してデザイナー集団を作りたかったんです。サロンワーク以外に雑誌やメディアでも通用するサロンにしたくて、撮影し、作品を持って何度も出版社にアプローチしました。でも、連絡が来るのは広告の話ばかりでした。そんな中唯一、女性ファッション誌に掲載されたことがありました。それがきっかけで地元の高校生、大学生がたくさん来店されました。そこからサロンワークがやたらと忙しくなりましたね。その頃からのお客さまが、今では数名もスタッフとして働いています。その当時はエリアのファッションに敏感な人たちのヘアは自分がプロデュースしているんだという気持ちで頑張っていました。サロンのコンセプトとしても、常に流行や旬を追求し、お客様がなりたい女性像をデザインで提案でき、技術で応えられるサロン。お客様に必要とされるブランドであり続けたい。そんな想いがあるのです。

美容師とクリエイターの二面性を持つ人材を育成

スタッフ教育に関しては、サロンワーカーであり、クリエイターでもある「二面性」のバランスがとれる美容師が理想的ではないかと思います。新人スタッフも専門学校時代にコンテストやヘアショーなど、クリエイティブな経験をして夢を持って入ってきているはずです。ところがサロンに入社するとポスティングやハンティングなどに縛られた環境が多くて、そういうのは違うと思っていました。私は二面性のバランスを持つことで、充実した美容人生を送ることができると考えています。だから、スタッフもそれを理解して欲しいし、私も一緒になってクリエイティブな活動を今後も続けていきたいですね。その方が楽しいしね!

転換期に移転を余儀なくされるも好条件で出店

金沢文庫のサロンがオープンして約10年で、テナントビルの建替が行われ、移転を余儀なくされました。どうしようと悩んだのですが、鎌倉の由比ガ浜に理想の物件を見付け、思い切って移転しました。ちょうどサロン全体の技術レベルや意識が上がっていた頃で、スタッフ全員で客単価のアップや大人の女性にもウケるサロンに移行したいと考えていた時期でした。美容師はお客様に育てられるものだと思っているので、それならいいお客様が多くいらっしゃる鎌倉で挑戦しようと決意しました。お客様によってスタッフがいい美容師に育ち、さらにいいお客様を創っていく。そんな理想を掲げました。それが2008年5月の話です。それから約1年弱の 2009年3月に金沢文庫に“支店”という形でbianca dueをオープンし、地元に復活しました。今後は、多くのいい人材を育てて、お客様に対しても業界においても注目され、影響力のある美容師を育成したいです。最初は嫌で始めた仕事ですが、今ではすっかり美容バカです(笑)。それも、たくさんのデザイナーの方や経営者の方にたくさんの感動をいただき、憧れを抱きながらやってきたからだと思います。だからそんな目標とされる美容師を輩出していきたいのです。僕もまだまだ若いですが、若い皆さんと一緒に、美容の本質を追求し続けたいですね。美容師って何のためにいるのかを追求し続けたいです。

bianca 代表。神奈川県出身。横浜商業高等学校別科卒業。1店舗を経て独立。実家の支店を改装して1999年3月にaquira hair designsをオープン。2008年5月に移転し、鎌倉市由比ガ浜にbianca kamakuraをオープン。2009年3月に横浜市金沢文庫にbianca dueをオープン。現在サロンワークを中心に、撮影、コンテスト審査、セミナー講師、商品開発等を行う。スタッフ全員がスペシャリスト制で、ケアリストからカラーリストを経てスタイリストになるシステムを構築。カラーリスト育成の結果、ホイルワーク比率が60%を超えるカラーデザインに自信を持つサロンを展開。年間70回以上の外部セミナー受講からサロンワークに落とし込み成果を生むbianca流の教育システムを確立。スタッフ全員が優勝や入賞経験を持つコンテスター集団となり、鎌倉から発信をし続けるデザイナー集団を目指している。

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