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KEIさん/OOO(オーオ)

東京の人気サロンに入社するも1年2ヶ月で退社。それまで行っていたモデルハントで周辺サロンの実状をキャッチし、自分が理想としていたサロンに転職を決めた。そこでの頑張りが評価され、店長まで務める。さらに、新しい環境を求めて独立を決意し、サロンをオープンさせた。

ライター 前田正明 | カメラ 更科智子 | 配信日 2009.11.5

モデルハントによって周辺サロンの特長が見えた

フェイズに入社して土曜日以外は毎日モデルハントをしていました。それを約1年くらい続けていると、周辺のサロンが目についてお店の様子やスタッフのファッション、あるいはどんなスタイルを切っているかなどが自然と目に飛び込んでくるようになったんです。「ここのサロンはトンガってるな」とか「カッコいいスタイルを作ってるな」とか。当時のサロンは、キレイ系やストリート系といった分かりやすい特長に分けられていましたが、私はストリート系のサロンに魅力を感じていました。今ではサロンの差はなくなっていますが、当時はストリートやモードに憧れていたので、フェイズを退職してそんなサロンに応募しました。面接では、フェイズ時代のミーティングで鍛えられたアピール力や表現力で、熱く熱く語りましたね。熱くなりすぎて面接を仕切ったりしていましたから(笑)。その中で小松さんに気に入っていただき、ヘブンスに入社することができました。入社後モデルハントで撮影用のモデルを調達すると、すぐに撮影に同行させてもらえたのですごく嬉しかったことを覚えています。

賛否両論を受けた作品に大勢のお客さまが来店

ヘブンスには8年くらい勤めました。当時はサロンワークだけでなく、撮影などいろんな仕事に興味を持っていました。やはり、スタート時点からクリエイティブな仕事をしたくて東京に出てきたので、それを実現したいという気持ちは強かったです。だから、副店長を任されてトンガっていた頃は、いろんなものに影響を受けてそれをヘアスタイルに落とし込むマルチな美容師になりたいと思っていました。例えば、アートや映画や音楽などに影響されて、それをデザインに応用できる美容師ですね。当時から業界誌での撮影も任されていて、自分だけ自由に表現することを許されていました。許されていたというか、上の言う事を聞かずに、自分のカッコいいと思ったスタイルを表現していたんですけどね。一般誌で発表した作品では先輩から賛否両論を受けましたが、結果的にそのスタイルにしたいというお客さまが多数来店されました。そんな私の潜在能力を見い出して認めてくれたヘブンスの幹部の人たちに対し、改めて尊敬と感謝をしました。

独立後自然を求めて代官山にサロンを出店

ヘブンスでスタイリストをしていた当時は、常にカッコいい美容師になることだけを考えていました。だから、独立して自分のサロンを持つなんて考えてもいませんでした。ところが、在籍した8年間で副店長を1年、店長を4年、計5年間ディレクター業を務めました。それ以来、サロンワーク中心の仕事に移り変わり、自分が表現したいデザインを作る機会が少なくなってきたんです。そうなると、徐々にストレスが溜まってきてもっと自分のやりたいことをしたくなり、考えた末、独立することを決めました。その後、2003年の年末に退職し準備期間を設けて2004年の4月に代官山でOOO(オーオ)をオープンしました。独立を決めてから物件を探すうちに、なぜか自然や癒しを求めていたのか、それを感じるこの代官山に足が向いていました。

OOO(オーオ)代表、ディレクター。香川県出身。山野美容専門学校(通信科)卒業。大学在学中に上京しPHASE(フェイズ)に入社。約1年2ヶ月勤務後、 HEAVENS(ヘブンス)に入社。在籍中に約5年間ディレクターを務める。2004年に独立し、同年4月にOOOをオープン。2009年4月には YY(シカシカ)をオープン。来店客とスタッフを大事にし、温かみのあるサロン展開をモットーにする。現在、サロンワークを中心に、ヘアメイク等もプロデュース。

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