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木村文一さん/RAIZ代表

スタッフ、特に木村さんの右腕になるナンバー2には、同じ考えを持ちながらサロンのすべてを把握した人が望ましいという。さらに、自分らしさを発揮しながら個性を伸ばす。また、海外進出にも目を向け、ハワイに出店。外国事情で苦心はしたが、それでも今まで同様にスムーズに運んだ。やりたい時に行動を起こす。遅くて後悔するよりは、早く始めた方がいい。それが木村さんのポリシーだ。

ライター 前田正明 | カメラ 更科智子 | 配信日 2007.1.4

スタッフには同じ考えを共有しRAIZらしさを身につけてほしい

スタッフ育成については、やはり一から育てないと無理だと思います。特にナンバー2に関しては、私がいなくても任せられる人間を作るのではなくて、同じ考えを持っていたり、サロンのイメージすべてを人に話せられる人間でないとダメだと思います。それができないと、サロンのコンセプトとかがずれてしまいますからね。私はセミナーの仕事もさせていただいてますが、そんな場でお互いの言ったことが違うといけないですから。だから、私の代わりを作るのではなく、サロンのことをすべて把握していて、それを好きで頑張れる人を伸ばそうという考え方ですね。RAIZらしさを身につけた人が、さらに自分らしさを出してくれればいいと思います。

海外進出の第一歩としてハワイに2店舗目を出店

現在は2店舗を経営していて、ハワイに出店したのは3年前になります。なぜハワイに出店したのかと言うと、海外に進出しようと考えた場合、私もお店に出なくてはいけないですよね。そこで、ハワイなら何回行ってもいいじゃないですか(笑)。それと、スタッフに『忙しいから一緒についてきてくれ』って頼んでも、彼らも嬉しいはずです。さらに、ハワイにあまりいい美容室がなかったこともあります。いきなりニューヨークに進出しても、美容室はたくさんあるし勝負しても難しいかなと考えました。だから、同じアメリカであるハワイでまず勝負して、実績がついたら銀行や不動産あるいはビザの取得なども有利になります。そうなれば、ニューヨークにも進出しやすいと考えたからです。出店の時は、1年間で1ヶ月に1回はハワイに行って物件や弁護士さんを探しました。

将来的には西海岸や東海岸あるいはアジアへの出店を計画

ハワイに出店して思ったのは、アメリカ人はあまり周りの人を意識しないことです。逆に、日本人は気にし過ぎですね。だから、私も一切気にしないようにしようと決めました。今思えば、ハワイでの出店は苦労もしました。例えば、物件を決めるのと銀行からお金を借りるのとビザを取得するのは、すべて同時進行なんですね。それに気づいたのは、かなり後からで、でもやめる訳にはいかない。そこで勝負したところ、結果的に上手くいきました。今では3ヶ月に1回、ハワイのお店に出ています。ただし、プライベートな時間はないですね。今後は、ロサンゼルスやニューヨーク、あるいは香港にも進出したいと考えています。日本では、無理に出店する計画は今のところないです。でも、私の今までの経験上、やりたいことがあればすぐに実行した方がいいと思います。遅くて後悔するよりは、早く始めた方が絶対いいと思います。

都内で2店舗を経た後、'91年にMOVE設立に参加。その後、MOVE fabオープンにも携わる。そして、2001年にはRAIZをオープン。'03年にはハワイ・ホノルルにもサロンを出店する。現在は、サロンワークを中心に、一般誌や業界誌などの撮影、またセミナーの講師など各メディアでの幅広い活動を展開中。

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