23.9.11更新
HONDA AVEDA hair&spa
本田 真一
日本人というブランド価値が次第に高まっていった
-- 海外の人から日本人はどう見られていると思いますか。

僕が渡仏した1999年当時は今ほどSNSが発達しておらず、日本人といえばメガネをかけてカメラをぶら下げているという差別的なイメージがまだ残っていました。

しかし2000年代後半になるとスポーツの世界でサッカーの中田英寿選手や野球のイチロー選手などが活躍し始めたり、若手のデザイナーが注目を集めたりして、日本人の立ち位置が変わってきたように思います。

日本人のプライオリティが上がり、SNSを通じて世界の人たちが日本のことを知るようになって、日本人の繊細さはもちろん、日本独自の文化や色彩感覚が世界中に認識されるようになりました。


僕は今でも海外メゾンのコレクションやヘアショーに携わっていますが、これまでだったら僕には入ってこなかったような仕事が舞い込むようになったりして、日本人が世界の表舞台で活躍できる場が増えてきました。

日本人というブランド価値がとても高いので、海外のアーティストの方もリスペクトを持って接してくれます。
僕自身の能力だけでなく、日本のブランド力が僕を後押ししてくれているのを強く感じています。

次へ
ご感想をお聞かせください
※頂いたご感想は今後のコンテンツ制作の参考とさせていただきます。
CONTENTS
本田 真一
1| 家業を継ぐレールには…
2| 有名メゾンのコレクシ…
3| 何かを捨てるのではな…
4| 日本人の根底にある自…
5| 海外の理美容業界は、…
6| 他業種との関わりを広…
7| 互いの価値を高めなが…
8| 「主張」より「調和」…
9| 日本人というブランド…
10| 環境に配慮し、感謝さ…
●STYLIST PROFILE
●BACK NUMBER


TOP  /  上へ