23.9.11更新
HONDA AVEDA hair&spa
本田 真一
海外の理美容業界は、日本より格式が高い位置づけに
-- 海外のサロンと日本のサロンとでは、どんな違いがありますか。

デザイン的な部分については、日本と海外とでそもそも需要が違うので、端的にどちらが上手いとかセンスがあるとか、そういう比べ方ができないのですが、サービスの質や細やかな気づきについては、日本のサロンは素晴らしいと感じています。

特にヘッドスパやフェイシャルエステなどのリラクゼーションに関しては、本当によく教育が行き届いているのではないでしょうか。

日本人の国民性的に奉仕の精神やおもてなしの精神がもともと備わっていることが影響しているのかもしれませんね。


日本のサロンは、たとえばカット料金だと1,000円〜10,000円超くらいの間で設定されているお店が多いと思いますが、ロンドンやニューヨークだと安いお店もありますが50,000円を超える金額のお店も数多くあり、ヘアドレッサーという職業がとても格式が高い職業として認識されています。

逆に理美容業界内での格差が大きいとも言えるのですが、全体として理美容業の社会的な地位が日本より高いイメージがあります。


日本においても、たとえば日本髪や老舗のバーバーなど古くからの文化に根付いている分野に関しては格式が高いとされていますが、エコノミックの世界では過当競争に陥りがちな印象です。

そこを打破していくことが今後の理美容業界の課題ではないでしょうか。


次へ
ご感想をお聞かせください
※頂いたご感想は今後のコンテンツ制作の参考とさせていただきます。
CONTENTS
本田 真一
1| 家業を継ぐレールには…
2| 有名メゾンのコレクシ…
3| 何かを捨てるのではな…
4| 日本人の根底にある自…
5| 海外の理美容業界は、…
6| 他業種との関わりを広…
7| 互いの価値を高めなが…
8| 「主張」より「調和」…
9| 日本人というブランド…
10| 環境に配慮し、感謝さ…
●STYLIST PROFILE
●BACK NUMBER


TOP  /  上へ