18.5.24更新
HEARTS/Double
山下 浩二
原宿の竹下通りで、偶然出会ったミモザに入ることに
-- なぜ、東京に行こうと思ったのですか?

大阪のサロンに勤めて約1年半、あまりの貧乏で体調を崩してしまい、休養も兼ね故郷の鹿児島へ戻りました。
幸い1カ月くらいで元気になったので、鹿児島のサロンで働くことにしました。
落ち着いたらまた大阪に戻るつもりでいたのですが、一緒に働いていた子が東京に行くというので、僕も東京に行くことにしました(笑)。
東京で一旗揚げてやろうとか、そういう思いは特になかったのですが、修行のために色々サロンを知りたかったのと、東京の空気を感じたかったという気持ちでした。
経験を積んで故郷に帰って店を出したい、田舎には知り合いもいるからなんとかやっていけるだろうとぼんやり思っていたくらいで、何も考えていなかったと言ってもいいかもしれません。
東京に着き、ananなどの女性誌に出ていた有名サロンをいくつか受けてみましたが全部落ちてしまいました。
中には「うちは見た目で採っているから」と言われたことも(笑)。
そんな面接の帰りに原宿の竹下通りを歩いていたら、たまたまミモザという美容室の前を通り、店長が店の前に立っているのを見かけたんです。
その時ミモザの店長が頭にニューヨークの街並み、マンハッタンを必死に作っていたことにびっくりしました。
ミモザはそういう特殊なものを得意とするサロンで、店の外で待ってもらうほどの人気店でした。
僕は吸い寄せられるかのようにミモザに飛び込み、働くことになりました。

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山下 浩二
1| 親元を離れて独り立ち…
2| 原宿の竹下通りで、偶…
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