16.10.13更新
THE BARBER
ヒロ・マツダ
お客様の志向と求めるテイストを見抜くパーソナルアナリストを構築
-- 理容業においてファッションやトレンドをどのようにデザイン化していますか?

私はかつてパリコレや東コレでヘアメイクを担当したことがあります。
私のヘアスタイルは素晴らしいとみんなが褒めてくれるのですが、ある時デザイナーさんから、洋服のテイストにマッチしたデザインにしてほしいとクレームを受けるという苦い経験をしたことがあります。
そこで、パリのトレンド会社に行ってファッションやトータルコーディネイトを勉強しました。
はじめはヘアは関係ないと相手にしてもらえませんでしたが、ヘアとファッションが密に関係している事を何度も説明し、教えてもらいました。
フランスのファッション協会からヘア業界で初めてのディプロマをいただいたのは私なんですよ。
そこで学んだことを理容用に編集してヘアデザインに役立てています。
それは、お客様の志向を分析して求めるテイストを見抜くための「パーソナルアナリスト」というマニュアルです。
例えば、今流行りのデザインを求める「トレンディ」、新しいデザインを求める「アップデート」、常にお気に入りのデザインを求める「コンサバティブ」というタイプに分類し、さらにそれぞれをカントリー、アクティブ、マニッシュ、モダン、ソフィスティケート、エレガンス、ロマンティック、エスニックの8種類のカテゴリーにつなげています。
それぞれ、行動やファッションや色などの好みがその人に反映されているので、そこからヘアスタイルに落とし込んでデザインしているんですが、ファッション業界ではこれがベースになっているんですね。
年齢に関係なく男性もおしゃれ願望を持っているので、それをスタッフや専門学校の授業でも教えています。

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ヒロ・マツダ
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5| スタッフはウサギとカ…
6| ヴィダルサスーンやト…
7| 理容の原点に立ち返っ…
8| お客様が不快に感じる…
9| お客様の志向と求める…
10| 人と人とのお付き合い…
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