16.10.13更新
THE BARBER
ヒロ・マツダ
理容の原点に立ち返ってお客様が利用したい理容室をスタート
-- 新しく立ち上げたTHE BARBERのコンセプトやその経緯を教えてください。

新しい展開として、「THE BARBER」を立ち上げたのは私が61歳の時で、最初は渋谷にオープンして1〜2年ごとに出店し、7店舗まで拡大しました。
実は10数年前から、男性客が美容室に行きづらくなる時が来るのではないかと考えていたんです。
若い頃はいいでしょうが、年齢を重ねて行くうちに美容室にいることに男性は違和感を感じるのではないかと。
そんな方々に満足していただけるようなサロンとしてTHE BARBERをオープンしました。
理容の原点に立ち返って、お客様にとって利用したい理容室とは何かを具現化したサロンです。
オープンにあたり、今までとは違う6人のメンバーを集めて再スタートし、最初は徹底してリサーチを行いました。
例えば、飲食店などで知り合った男性に尋ねると通っているのがほとんどが美容室で、雰囲気が落ち着かない、技術者がよく変わる、シャンプーブースへの移動が恥ずかしい、たまには顔剃りをしてほしいなど多少のご不満がありました。
そんな貴重な意見をまとめて、バーのように落ち着いたゆっくり寛げるサロンがいいという結論になり、それをイメージして立ち上げたのが今のサロンです。
理容美容に関わらず、独立して出店する時はみんな自分の夢を実現しようとします。
でも、それはお客様目線ではないケースも多々あります。
私は今までそれで失敗してきたので、今回はお客様が行きたいお店を作り、それに見合った接客と技術を確立させました。
お店をつくる上で一番大切なのはブランディングだと思うんです。
コンセプトをしっかり立てて、自分のお店のブランドを守っていくことが大事です。
空間もメニューも接客も、お店に置くディスプレイ1つだってブランドにつながっていくんですよ。

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