TBMG - この人から学ぶ成功の秘訣! by タカラベルモント

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神戸に惚れた想いを伝え、紹介につなげていった

集客や宣伝はどのようにしたのですか?

2014年2月にSCREENをオープンしましたが、誰も来ない。雪しか降ってない、みたいな(笑)。お店は路面店で、外観やインテリアは街の人へのアピールのひとつだと思い、自分でデザインしました。カフェのような雑貨屋さんのような外観で、お店の前を通る人と目が合うと外に出て、自分たちが神戸に来た想いを書いたカードを配ったり、時にはお店の中に入ってもらってインテリアを見てもらったりしました。神戸は地元愛が強い場所だから、外から来たものは受け入れられにくいと言われていたのですが、神戸出身ではなく、神戸で修業をしたわけでもなく、でもここで独立したいと思うくらいこの街に惚れました、という想いを丁寧に伝え続けていけば、受け入れてもらえると信じていました。外から来たことがデメリットであるようで、逆に強みなのではないのかと。この素敵な街が大好きという想いを伝えることで徐々にお客様が増え、たくさんご紹介もしていただきました。家族間のご紹介が多いので、オープンから5年であるにもかかわらず、3世代で通ってくれる方もたくさんいますし、幅広い年代層の方にお越しいただいています。元々年代層を絞りたかったわけではなく、あらゆる年代の感度の高い人たちが集まるサロンにしたかったのでうれしいことですが、その分、スタッフはどの世代の方たちにも心地よいと感じていただける話し方やカウンセリングを臨機応変にしていかねばなりません。そこはしっかり対応するよう心がけています。

何かをスタートする前にはいつも挫折があった

オープンから5年、壁にぶち当たったことはありますか?

オープンから1年後には2店舗目を出すことができ、今ではスタッフが17人になりました。スタッフを育てるためにも下の子たちの教育はスタッフに任せています。人に教えることは自分が成長することにもつながると思うんです。5年で17人は正直、早いペースだと思いますが、僕が若い頃に挫折を味わった時とは違い、核心はぶれずに進みつつもスピード感をもって成長できていると感じています。売上も順調に伸びていますが、自分の中では挫折もたくさんありました。僕は慎重な性格で、自分の考えや技術を発信する前に、何度も何度も試行錯誤を繰り返すんです。自分の中でシミュレーションを行い、ダメ出しをして、追い込んで追い込んでようやく答えを導き出します。作品をつくる時も、サロン経営について考える時も、何をするにも一つ一つ壁を壊しながら進んでいくので、何かをスタートする前には挫折だらけでいつもしんどいです。でもそれが準備の濃さにもつながり、自信を持って発信することができるんです。周りの人からは分かりづらいようですが、いつも壁にぶち当たっています。

自動化やAIの技術で、サロンにもスタッフにもお客様にもプラスになる

サロンの生産性についてはどうお考えですか?

スタッフが増えたこともあり、サロンの生産性を高くしたいという気持ちはありました。SCREENのスタッフ1人当たりの生産性が150万円になった時、長時間お客様をお待たせしたり、スタッフに大きな負荷がかかったりして、売上が上がる分リスクもあることを痛感したんです。お客様を待たせないでスタッフの稼働率も低くするとなると、猛烈に店販を売るとかになってしまいますよね…(笑)。そんな時に、サロンワークの一部を機械に任せることができればスタッフの負荷を軽減できると思うんです。SCREENではベースドライを自動でしてくれる「ケアドライ」というドライマシンを導入しているのですが、「ケアドライ」はスタッフの仕事を自動化できるだけでなく、お客様の髪をケアしてくれる効果もありますから、とても重宝しています。アシスタントが1人増えたような感じです。スタッフの手が空くので、他の業務やサービスにも時間を使えますし、サロン全体に余裕が生まれました。仕上がりのツヤや手触りが違うので、お客様からも高評価ですよ。デジタル機器をうまく使って生産性を上げることができれば、サロンにとってもスタッフにとってもお客様にとっても良いのではないでしょうか。便利なものを使って楽をするのではなく、空いた時間をデザインやお客様へのサービスなど有意義なことに大いに活用していくべきだと思っています。

サロンワーク以外の時間もサービスになる

SCREENの強みは何ですか?

SCREENでは、雑誌に掲載された時の作品や業界内での仕事など、直接お客様には見えづらい活動を手作りのBOOKにまとめて各セット面に置き、僕たちが真面目に美容に取り組んでいるということをお伝えしています。作品撮りなど色々なサロンワーク以外の仕事をさせていただけるのは、お客様がいてくれるからこそできること。それをお客様に伝えない手はないと思うんです。このBOOKを見て感動して涙を流すお客様もいますし、いつも応援してくださる方もいます。僕の作品が掲載された雑誌やヘアショーの写真を見せてほしいと言う方も多いです。昨年(2018年)JHA大賞部門でグランプリを受賞した時、常連のお客様からお祝のお花と手紙をいただいたのですが、その中に「デザインが素晴らしいのはもちろんですが、いつも神谷さんが本気で美容に臨んでいる姿を見て、自分の人生に置き換えて考えさせてもらっています」と書いてあったんです。技術や接客を武器にするのは当たり前ですが、自分がサロンワーク以外で取り組んできたクリエイティブ活動がお客様の心に深く響いたのを知り、それもひとつの僕たちのサービスになったんだなと思いました。それはお客様に直接見えていない時間がサービスになることが明確になった瞬間で、とてもうれしかったですね。自分の仕事をすべてお客様にお伝えすることはサロンワークにつながりますし、それがSCREENの強みだと思っています。

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神谷 翼(カミタニツバサ)

SCREEN代表。

1984年生まれ。岡山県出身。日本美容専門学校卒業後、PEEK-A-BOOで勤務。2014年2月、神戸でSCREENをオープン。2015年4月に2店舗目となるSISTER.BY SCREENをオープン。2016年2月にSCREENを1、2階に拡張。サロンワークを中心に雑誌の撮影、ヘアショー、国内外でのセミナーなど幅広く活躍中。2018年JHA大賞部門ブランプリ。

SCREEN

“ヘアを通じてお客様の日常をより美しく映し出していく”をコンセプトに、本物を求めるお客様にいつもと違う“もうひとつのあなた”を提案。神谷オーナー自らデザインしたおしゃれな空間に、幅広い年代層のお客様が数多く通う。


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