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山田高子さん/ヘア&エステサロンYAMADA

結婚をして子育てを終え、余裕ができた頃にレディースメニューを取り入れた。その効果があり、それまで1割程度だった女性客が4割までアップ。店舗を路面店に移転し、またマンション建築ラッシュなどの環境を生かして口コミにより集客もアップ。理容店としては異例の女性のみの来店客という日も経験した。

ライター 前田正明 | カメラ 更科智子 | 配信日 2011.10.6

フェイシャルエステを導入しリンパセラピストも取得

理容師になってからは家業に専念し、その間に結婚もしました。今では主人と一緒にサロンを経営しています。実は10年くらい前に、私は女性ならではの視点で理容店にレディースメニューを取り入れようと考えました。私のサロンは下町にある地域密着型の理容店です。当然男性客が多いのですが、私が女性理容師ということもあり、主婦層の方など女性客も来店されます。そこで、タカラのエトロワという美顔機を入れ、フェイシャルエステのメニューを導入したんです。その後、リンパセラピストの資格も取得しました。リンパの流れを刺激することは美容的にも健康的にも大切なことなので、エステの施術に活かしながら、さらにお客さまに入浴時にできるセルフケアのアドバイスもしています。一時期は子育てが大変で、通常のサロンワークと家事をするので精一杯でした。しかし、そんな時期は一瞬です。両立のコツは欲張りすぎず、出来る範囲で頑張るだけ。今では仕事に専念する余裕ができたので女性が希望する新しいメニューをどんどん取り入れています。

『女性客は私が担当します』というポスターを表示

父が開店したお店から、平成18年に現在の道路沿いに移転しました。ここ数年、この界隈はマンションが多数建設されて、若い家族の方がかなり増えました。その影響からか、それまで99.9%がお馴染みさんだったのが、移転してからは新規のお客さまが増えましたね。しかも、今では男性客と女性客の比率が6対4までになり女性客が多いのも特長です。オープン当初は、メニュー表示などの看板を出していなかったので、メニュー表をくださいという方がたくさんいました。以前から気になっていた方がいて、5年目でやっと来店することができたというお客さまもいましたね(笑)。女性客からお話を聞くと、ヘアは男性理容師でも構わないが、フェイシャルはやはり女性にしてほしいという方がほとんどでした。だから、『女性客は私が担当します』というポスターを窓に表示するとかなりの反響がありました。パソコン教室に通い、自分でオリジナルのポスターやポップを作り、メニューやサービスが外からでも分かるよう心がけています。これはとても大切なことなんですよ。

メニューやお店の特長を伝えることで集客を図る

私は、講演会の依頼を受けていろんなお話をさせていただく機会があります。そんな時は、事前にその場所に行ってサロンの下見をするんです。すると、多くのサロンではメニューのポスターを貼っていないんですね。お得意さまがほとんどなので必要ないかもしれませんが、それではお店の内容が伝わりません。メニュー表示をすることで新規のお客さまを増やす、そんな努力も必要だと思いました。今ではフェイシャルエステだけでなくレディースシェーブのメニューも好評で、他のお客さまが施術されているのを見て新規でご注文を受けることもあります。お店を変えるより同じサロンでヘアもフェイシャルもしてもらった方がいいとおっしゃいます。また、女性の場合はお化粧の問題がありますが、お帰りの際には私がメイクをサービスしています。その為にメイクもきちんと講習会で学びましたから。そんな効果もあり、口コミでお客さまが増えました。実は、お客さま全員が女性客という日があり、主人と「今日は記念すべき日だね」と話したことがありましたね。

ヘア&エステサロンYAMADA経営。東京都出身。国際理容美容専門学校卒業。東京都理容生活衛生同業組合前女性部長。父が昭和10年に開業した理容店を継ぐ形で理容師となる。その後、講習会やセミナーに参加して技術等を習得。平成18年に新店舗を現在の場所に新設オープン。以後、女性ならではの発想でフェイシャルエステ等のレディースメニューを導入し女性客の獲得に成功。特に、主婦層に人気を得る。現在は地域密着型の理容店として、男性客6割女性客4割の集客を誇る。

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